断面構造での比較(イメージ図)
他社製を下にし、当社製を上に見ながら、その各フィルム断面構造の違いを確認したいと思います。既存の製造では、カーボン部のフィルム面への接合は高温圧着処理で終わります。カーボンの発熱自体は半永久的機能ですが、残された弱点は、炭素粒子の連鎖構造の崩れ、および接合部での炭素粒子の剥離の恐れです。
その解消策として、ネックスウォーム社では、10数年以前に既にフィルム内部構造の温度収縮に耐えるための種々の実験を通じ、カーボン―フィルム間の仲介組成物の必要性、その組成物中に欠かせない数種の金属イオンの精査等を繰り返し、上記カーボンインク印刷技術を生み出しました。これ以降、ネックスウォーム社が製造するフィルムヒーターにはいずれもこの技術が施されています。