ヒートマックスのPTC省電力率への見解
◇省電力率を最大にすべきか?適度にすべきか?
今や、このフィルムヒーター業界を牽引するPTC技術となりましたが、他方その省電力率をどのレベルに設定するかで、その用途、方向性が大きく変わるのをご存知でしょうか。
◇省電力率の取り扱いの難しさ
国内製造メーカーの多くは、省電力率を可能な最大値と見られる50%前後に設定し製品化する傾向があります。その利点は、従来の電気式床暖房ランニングコストが、配管温水式床暖房に比べ高目だったので、これを大いに巻き返して、最低ランニングコストで優位な位置に立てることです。
◇ヒートマックスの省電力率へのこだわり
しかし、弊社製造元ネックスウォーム社ではPTC省電力率を適度な数値に抑えて製品化しています。
ネックスウォーム社での経験によれば、過去最大省電力率によるPTCフィルムヒーターの製品化を行った際、高い省エネ効果の見返りに室温低下を招くことが報告され、その結果改めて精査の末、室温低下を来さずに適度の省エネを実現できるラインを省電力率:30%ラインと見極め、製品化して来ました。同時に、既存の最大省電力率設定機種と区別するため、この機種を『PTCタイプ』と呼んでいます。